先生のお望みのまま
「あぁ〜ずるい。」
ロウちゃんが何とも情けない声を出す。でも…なんかいつもと違うよ?ロウちゃん…。
「コイツで遊ばないで下さい。」
ゴクセンが睨みつけても、ロウちゃんはひょうひょうとして、動じない。
うひ〜怖くないのかな?
「ダメですよ。睨んでも私にはききません。彼女が怖がるだけですよ。あ、一応言っておきますけど、このメスは猫に向けたんじゃありませんよ。あそこの魚に、です。」
言われてみると、机の端に巨大な鯉がのっている。