先生のお望みのまま
「いや、実家の方でみてくれてるんだ。ちゃんと元気だから。」
…あぁよかった。また、遊びたいなぁ。
「先生、またミミちゃん連れてくるなんて…」
「夏休み中じゃないんだから、無理に決まってるだろ。それにこの間の騒ぎ…」
ゴクセンの渋い顔が、眉を寄せて更に渋くなった。
あぁ、蘇るあの日の大騒ぎ…。
「また、遊びたいなぁ…」
ゴクセンはフッと顔をゆるめ、
「また、補習の時に会えるかもな。」
「え〜!もしかしたら私補習にならないかもですよ?」
「ほぉ?大した自信だな、杉下。休み明けテスト28点。」
…うっ!