ひめがたり~いばら姫に真紅の薔薇を~
├電脳オタクの眩暈
玲Side
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"気狂(きちが)い"
そう言われた時――
僕の中から暖かいものが全て失せた。
消したくても消せない過去の棘。
――紫堂に呪いあれ。
――紫堂に、災いを!!!
僕は…母が息絶えたあの瞬間。
同じ血が流れていることに…酷く怯えたんだ。
――あははははは!!!
真紅色の中で散る…気狂いの姿。
まるで、僕の最期のように
思えてしまったんだ。
あの時から僕は――
恐れている。
僕の中に眠る…
気狂いの目覚めを――。
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"気狂(きちが)い"
そう言われた時――
僕の中から暖かいものが全て失せた。
消したくても消せない過去の棘。
――紫堂に呪いあれ。
――紫堂に、災いを!!!
僕は…母が息絶えたあの瞬間。
同じ血が流れていることに…酷く怯えたんだ。
――あははははは!!!
真紅色の中で散る…気狂いの姿。
まるで、僕の最期のように
思えてしまったんだ。
あの時から僕は――
恐れている。
僕の中に眠る…
気狂いの目覚めを――。