俺はお前が好きなんだ!!
放課後。
早速、秀に質問することにした。
「ねぇ・・・」
恐る恐る秀に問いかける。
「何・・・?」
秀は私の態度に少し驚いてるみたいだ・・・。
「私、何かした・・・かな・・・?」
「何で?」
きょとんとした顔で秀が言った。
あれ・・・?
怒ってないのかな・・・?
「いや、だって今日怒ってたじゃん」
「全然怒ってないけど・・・」
なぁんだ。
怒ってないじゃん♪
だけど秀の言葉には続きがあった。
「奈緒・・・にはね・・・」
「え・・・?」
「俺はアイツに対してイライラしてただけで・・・!」
その瞬間、秀の顔が真っ赤に染まった。
「あいつ・・・?」
あいつって誰のこと・・・・?