俺はお前が好きなんだ!!
~悠斗~
俺は今保健室にいる。
なぜなら・・・・
こいつ・・・奈緒に半ば強引に連行されたから。
「やぁっと着いたぁ~」
ほっとしたように奈緒が言った。
でも、保険の先生は留守中だ。
それにしても・・・
さりげない笑顔にも可愛いと感じてしまう俺って・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
あれ・・・?
なんだこの空気・・・?
無言・・・・。
俺はそれに段々耐えられなくなってきた。
とりあえず話題を探す。
そして出てきたのが・・・・
「・・・お前ってでかいんだな」
「・・・え・・!!??なな何が!?」
オーバーなリアクションで奈緒が聞く・・・。
「・・・・・・胸が・・・」
「はっ・・・?」
奈緒がキョトンとしていたから説明してやることにした。
「腕つかまれた時。胸が思いっきり当たってた」
「あ、そうなんだ。」
あれ?意外と軽く流したな・・・。
「うん。そう」
だから俺も軽く流すことに・・・・
「・・・って!?はぁぁぁぁ!!!!??」
いきなり奈緒の顔が鬼になった。
どうやら今頃自覚したみたいだ・・・。
ん・・・?
あ。
やべぇ・・・。
自分から墓穴掘ったかも・・・。