俺はお前が好きなんだ!!
「・・・秀、どうしたの?熱でもあるんじゃ・・・・」
熱があるか確かめようと思い、私は秀の額に手を当てた。
「やっぱり、熱いよ・・・」
「ばっ・・!やめろ!!」
秀が、勢いよく私の手を振りほどく。
「・・・だ・・・、大丈夫・・・・?」
なんか、変だよ・・・・。
「・・・・ごめん・・。ほんとになんでもないから・・・」
秀は、そう言ったきり黙りこんでしまった。
気まずいまま帰り道を歩く。
いつもは10分くらいで着くはずの道なのに、もっと長く感じてしまった。