小悪魔彼女と天然彼氏
~彼方目線~

俺は、なぜか北野のことがきになっていた。

多分だけど・・・昨日、

あんなことがあったから・・・

ほうっておけないんだと思う。

「はぁー・・・。」

ため息をついてしまった^^;

しょうがない、北野を迎えにいくかな、と

勝手に決めて北野の家に向かった。

北野の家に着いて、

10分くらいipodで音楽を聴いていた。

「・・・遅いな。」

そうつぶやくとドアが開く音がした。

北野がでてきた。

「ぁ、北野さんおはよ。」

と挨拶をすると

「ぉ、おはよぅ・・・。」

と驚いた表情だったけど挨拶をしてくれた。

それから一緒に学校へ向かった。

しかし・・・何この距離。

ちょっと離れすぎじゃないか?

傷つくよなぁ・・・。

無理もないか。

俺が急に来ちゃったんだし^^;

「ごめん。昨日あんなことがあったから、

今日もあったら大変だなぁーって思って。」

と北野さんに謝った。

すると

「気にしなくてもよかったのに。」

とつぶやかれてしまった。

・・・迷惑だったのかな?

そうだったら・・・嫌だな。

でも・・・

「女の子1人じゃ危ないじゃん。

もしかして・・・一緒に行くの迷惑だった?」

と北野の顔をのぞいて、

不安になりながら聞いてみた。

「そんなことないっ・・・。」

と戸惑った様子で答えられた。

「そっか。よかった。」

不安な気持ちがなくなって、自然と笑顔になれた。




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