小悪魔彼女と天然彼氏
「彼方・・・今ちょっと赤くなってたなw」

という男の子の声が真横から聞こえた。

私は、ビクッとして真横にいる人物を

その人を見ようとしたけど、

顔が近すぎて見えなかった。

でも、相手は男の子だよね・・・?

寒気がするょぉ><

と考えていると

「やぁ、千春ちゃんw」

もう1度同じ人物の声が耳元で聞こえた。

吐息が少しかかり、びっくりして

「ひゃぁっ!?」

と声が出てしまった。

それと同時にガタンッと

いすから立ち上がった。

「千春ちゃんごめんね・・・。

驚かせちゃった?」

と謝ってくれた。

改めて、誰なのかを見てみると

執事をやる一樹くんだった。

「一緒にやるからには

挨拶しようと思ってねw」

と笑顔で答えてくれた。

・・・さっき、格好を見せてくれたときに

挨拶したばっかりなのに・・・。

「いやぁ、さっきは急に格好を

聞いちゃったから

ちゃんと挨拶をしてないし・・・。」

と私の心を読んだかのように

一樹くんが言った。

「ぁ・・・そうだね。」

と言うと

「じゃあ、改めて千春ちゃん、よろしくw

一緒にがんばろうね!」

と一樹くんに言われて

「よ、よろしく・・・。」

と引きつった笑顔で答えた。

「まぁ、彼方は照れてたってことだなw」

とつぶやいて教室を出て行った。

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