小悪魔彼女と天然彼氏
なんで・・・??

一樹くん、寂しそうな顔してた。

私・・・なんかいけないこと言ったのかな?

考え込んでしまっていると

「千春ちゃん、大丈夫かぃ?」

一樹くんが心配そうに私をじっと見ていた。

「どうかしたの?」

聞かなきゃ・・・。

でも、聞いていいのかな?

とりあえず・・・

「さっきはごめんね・・・?」

「え?なにが?」

あれ・・・?

気にしてなかったのかな?

「リボンのことで悲しい顔してたから・・・。」

一樹くんは少しムスっと顔をした後、

1分後に口を開いた。

「あれは・・・なんでもないよ。

まぁ、ちょっとした嫉妬かな?w」

「嫉妬・・・?」

何に嫉妬してたのかな?

よく意味がわかんない・・・。

「千春ー。ちょっときてー?」

急に美穂から名前を呼ばれて

ビクッと体を震わせた後、一樹くんに頭を下げて

美穂のところへ向かった。
< 30 / 31 >

この作品をシェア

pagetop