小悪魔彼女と天然彼氏
「・・・ぅ。優っ！！」

と大きな声で名前を呼ばれて、ハッとした。

「は、はぃっ！」

と驚いて返事をすると

「大丈夫？ぼーっとしてたょ？」

と親友の姫香に心配されていた。

「平気だよ。大丈夫。」

と笑顔で答えると

「よかったｗ」

と笑顔で返事を返された。

姫香とは、小学生のころからのお友達で、

私の男性嫌いの理由もしっている。

・・・もちろん、両親のことも。

姫香になら、なんでも話せる気がするんだ。

「そういえば・・・南彼方くん、

かっこよかったよね？」

と聞かれて、とまどっていると

「ぁ、男の子嫌いだったね・・・。ごめん。」

と謝られてしまった。

「私こそ・・・ごめんね。」

私も謝ると

「優は悪くないよ。」

と慰めて？くれた。

私は、姫香がお友達でよかったって

ずーっと思ってる。

「用事思い出した。ごめん、先帰るね。」

と姫香が先に帰ってしまった。

1人でとぼとぼ歩いていると

「ねぇ、そこのお嬢さん。俺達と遊ばない？」

と知らない男性2人に話しかけられた。

「結構です。」と答えると

「ちょっとくらいいいじゃん。」

と腕を強く引っ張られた。

寒気が体中にはしった。


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表紙・目次

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