小悪魔彼女と天然彼氏
少し経つと南くんが

「俺の彼女だって言ってごめんね・・・。

それしか思い浮かばなくて^^;」

と恥ずかしそうに髪をいじりながら

謝ってくれた。

「ぁ、全然気にしてないから・・・。

それより、助けてくれてありがと。」

と小さい声でお礼を言った。

すると

「なんで・・・そんなに離れて歩くのかな?」

不思議そうな顔をして聞かれた。

返事に迷いつつも

「あの、その・・・男の子が苦手なの・・・。」

と南くんに答えると

「そっかぁ・・・。

それじゃあ俺も苦手なのか・・・。」

ガクンッと肩を落としていた。

ど、どうやって慰めればいいのかなぁ?

とりあえず・・・

「み、南くんは大丈夫だょ?」

と南くんに言うと

「ホント!?ならよかったw」

南くんは、私の方を向いてニコッと笑った。

っ・・・///

急に笑顔になるなんて・・・反則でしょ(’A

顔が赤くなっていくのがわかった。

突然のことだったから目をそらしてしまった。

「・・・どうしたの?」

南くんが心配そうに顔を覗いてきた。

「な、なんでもないよっ!」

顔が赤くなってるのを隠すようにして言った。


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