完璧な彼氏×おバカな彼女
海、喜ぶだろうな。そう思いながら教室に戻ると・・・。

「龍~どこに行ってたんだよ。遅すぎ。鈴ちゃんも俺も心配してたんだぞ」

俺がいない間に、この2人は仲良くなったんだな・・・。海も天宮さんの事《鈴ちゃん》って読んでるし・・・。あぁ~海にまで嫉妬してるし・・・。

「わりぃ。海さっき電話したら6時に公園につけばいいってよ」

そう言い、海をどけ自分の椅子に座った。いつもなら怒ってくる海だけど・・・。

「まぢ。ラッキー」

海は大喜び。

昼休みが終わる前に弁当を食べた。


放課後

海と部活見学に行った。テニス、サッカー、見学していると、日直だったこと忘れてた。めんどくせぇ。もう一人誰だよ・・・。

「海 5時50分に校門前でいてくれ。今日、日直だったことすっかり忘れてた。」

「了解だよん」

俺は、急いで教室に戻った。

ガラガラ・・・。

天宮さんが一人自分の席で日直日誌を書いていた。

「俺も日直。遅くなってごめん。」

俺は、自分の席じゃなく天宮さんの隣に座った。俺が謝ると、天宮さんは

「そぅなんだぁ。私も今まで忘れてて・・・。一ノ瀬くん、暇だったら宿題教えてくれないかなぁ??日誌は全部、鈴が書くから・・・。」

照れ笑いしながら教えてくれた。天宮さん可愛いくねぇ??いくらでも教えてやる。

「いいけど」

そう言うと、天宮さんは喜んだ。

「ホント。じゃあ、ここ教えて」

「ここは、Xに4を代入して答えを出すんだよ」

だけど、天宮さんの手がずっと止まったままだったったので、天宮さんの後ろにいき、天宮さんが握っているシャープペンを俺も握った。やべぇ。天宮さんの髪からシャンプーの匂いがしてきて理性がふっとびそう・・・。でも天宮はずっとボーっとしていたので声を掛けた。

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