青空、ハレの日☆奇跡の条件(加筆修正中)
余力を残して、ね、と、何故かそれを人から言われると妙に癇に障った。
だが、それを認めてしまうと、先ほど言い訳したことと矛盾する。
ジレンマだ。
(なんか、変に拘るの、面倒になったわね)
こんな状況でそんなことを考える自分に呆れ、苦笑する。
「それで、私をどうする気かしら? 私を拘束しても何の意味もないわよ?」
「何を仰っているのですか? 充分ですよ。あなた削ぐことで、貴方たちの戦力は大幅ダウン。何も特別な力のない天羽空兎様がフィールドを脱出することなどは不可能です」
「わかってないわね……あのコは、ちょっと変わってるの」
「え?」
「だから……あなた達と一緒にしちゃダメよ♪」
その瞬間、レンカは業火を見た。
セレビアの身から立ち昇った火柱が夕焼けをさらに紅く染め上げた。
だが、それを認めてしまうと、先ほど言い訳したことと矛盾する。
ジレンマだ。
(なんか、変に拘るの、面倒になったわね)
こんな状況でそんなことを考える自分に呆れ、苦笑する。
「それで、私をどうする気かしら? 私を拘束しても何の意味もないわよ?」
「何を仰っているのですか? 充分ですよ。あなた削ぐことで、貴方たちの戦力は大幅ダウン。何も特別な力のない天羽空兎様がフィールドを脱出することなどは不可能です」
「わかってないわね……あのコは、ちょっと変わってるの」
「え?」
「だから……あなた達と一緒にしちゃダメよ♪」
その瞬間、レンカは業火を見た。
セレビアの身から立ち昇った火柱が夕焼けをさらに紅く染め上げた。