【短】ドキドキ☆デート
ドキン ドキン
また、愁くんに好きって言われるんだと思うとドキドキする。
「茉美が好き。幼馴染みじゃなくて俺の彼女になって?」
その言葉は、私にとってすごく嬉しいもの。
…彼女
幼馴染みじゃなくて愁くんの特別に、彼女になれるんだ。
そう思った嬉しくってたまらない。
「私…愁くんの彼女になりたい。愁くんが大好き。」
これが私の気持ち。素直な私の想い。
「そっち行っていい?」
私が頷くと愁くんは立って、私の隣に座った。
すごく密着してる。だって肩と肩が触れてるんだもん。
なんか恥ずかしいな。
こんなに愁くんが近くにいるの初めてだもん…。
でもそれは…
愁くんの彼女になったからってことだよね?
幼なじみだったらこんなに近づくなんてこと出来ないもん。
愁くん大好きだよ───。