うわさの奴隷組!?

そして私は気づいた。



かすかに陽の額に血管が浮かび上がっていることを……。



「先生……」

「どうした?中本?」

「いや、その、それぐらいにしたほうが――」


言いかけた時、陽がガバッと起きた。
いつもより数倍鋭い目つき。


「痛てぇよ」

先生も意外に負けていなかった。

「お前がいけねぇんだよ」


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