聞こえてるよ…君の声
もう 何日 貴方を探しただろう
貴方は 全然見つからない…
あたしは少しずつ諦めていた…
貴方、どうしたの??って70代くらいの優しそうなおばあさんに話しかけられた。
『あたし、大切な人を探しているんです。ずっと前に離れてしまった人を。』
『貴方はもしかして、紗知ちゃん?彼ならいるわ。あっちの方にいきなさい。きっと逢えるわよ。彼は貴方を待っている。』
あたしは何故 おばあさんが紗知という名前を知っているかは
わからなかったけど
聞くこともせずに
走り続けたの…