時には、こんな始まり方も【sideマサ】
ヤバイです…
「俺ん家ここなんだ。」
「え!?駅すごく近いんだね!
いいなぁ。」
大学生の一人暮らし。
男だし、お洒落な所とか全然どうでも良くて、安くて駅近を条件で探したアパートは、結構ボロい。
だから、見たら嫌な顔するかな?
なんて思ってたけど、雫は顔色ひとつ変えずに褒めてくれた。
う〜ん。かなりの高得点!
なんか俺、雫にのめり込む予感がする。
「ごめんな、部屋散らかってるけど。」
「そんな!私が突然お邪魔したんだから、全然気にしないで?」
なんて。
付き合いたての新鮮な会話を交わし、俺達は部屋に入った。