すれ違う心
真実のカケラ
ママとパパが死んだのは四年前。
私はまだ12歳だった。
「火事だ~火事だ~!!!」
近所のおじさんたちが慌てて叫んでる。
私の家からはすごい煙。
ただ一人、私だけは助かった。
「ママ…!パパ…!」
中に入ろうとする私を周りの人が力ずくで止めた。
私はただ叫び続ける事しかできなかった。助けられなかった自分を今でも攻めてる。
あの日の事を思い出すと体が震えるんだ。
「今日はもう寝よう…」
自分の部屋で眠りについた。