すれ違う心
過去の事実
親が離婚したのはつい最近。
親父の暴力が原因だった。
意味もなく母さんや俺を殴る。
「親父…やめろよ!」
「あな…た…やめて」
「うるせんだよ!黙ってろ!!」
こんな毎日が送られた。
俺たちは限界になり、母さんは親父と離婚した。
こんなことになっても親父が好きだと泣きながら言っていた母さんの顔は今でも忘れない。
誰にも気づかれてないけど体は痣だらけ。
首の後ろや、背中、腕。
顔は前髪でなんとか隠れてる。
「ダメだ…」
こんな事考えてると体が恐怖に襲われる。考えるのはよそう。
気がつけば俺は眠っていた。