すれ違う心






瑠璃がおじさんに挨拶して家を飛び出した。


学校まで猛ダッシュしていると、他の生徒達が見えてきた。


走るのを止め、歩く。


「間に合ったみたいだね」


「うん」



学校の前に着くと、女子が俺の周りに集まってきた。


「どうしてこの女といるの?」


瑠璃の事か?


「どうして一緒に登校してるわけ?」



「ちょっといろいろあってな」


と俺が答える。



「ふ~ん」




瑠璃、傷ついてないかな…。
心配する自分がいた。




< 46 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop