愛しい記憶
そっか…まだ話あるんだ。
私はもう一つ気になっている事を聞いてみた。

「あの、あなたは私の何ですか?」

我ながら変な質問。
でも覚えてないからしょうがない。

私のお兄さんかもしれないし、その…恋人かもしれないし?

すると、男の人は優しく笑って

「幼馴染みだよ。
俺は木田遥 」

幼なじみ…そうなんだ。

本当に何も覚えてないんだな…私
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