愛しい記憶
ちょっと俯いた私
と―

ポンッと頭に何かが乗った。

顔を上げると遥さんが優しく笑っていて、頭に乗ったのが遥さんの手だと分かった。

「そんな顔すんなって!大丈夫だよ。 元気出せよ!」

優しく明るい笑顔でそう言われて、悩むのは止めにしようと思った。

いい人だな…遥さん
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