愛しい記憶
「私…生きてていいんですか?」

遥さんに訊く。

「もちろん!」

満面の笑みで遥さんは頷いた。

それで一気に重荷が取れたような気がした。

「美沙に言わなきゃいけない事があるんだ」

急に真剣な顔になる遥さん。

ドキッ

なんだろう………?

ズキッ

「え………」

ズキズキ

頭がまた痛み出して来た。

うそ……

またこんな時に…………

意識がなくなる……

今度目が覚めたら

元の私に戻ってるかな……………
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