愛しい記憶
「う……ん……」

目が覚めると病室の天井。

そうだ…私記憶喪失だったんだっけ……

だった?

なんで…

『美沙!』

これはお父さんとお母さんの声

「美沙!」

これは…………

「は、るちゃん………?」

その呼び方を聞いてお父さんとお母さんは泣いて喜び。

はるちゃんは

「美沙、思いだしたんだな…全部」

私をギュッと抱き締めた。

その温もりに私も涙が溢れてきた。

そう、はるちゃんは私の幼なじみで
恋人。

思い出したよ…遥さん
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