あなたとわたし
雅也の告白
「梨世来たよ!」
私が待ち合わせの所に
行くとみんなが集まって
いた。
「みんな早いねぇ!」
「あのよ…梨世
ちょっといい?」
雅也が私に話しかけて
来た。
「え!?うん」
私は急に手を握られて
ビックリした。
雅也が連れて来た所は
待ち合わせの場所から
少し離れた所だった。
「話って!?」
「あのよ…
今日の朝はごめん」
今日の朝…
あっ!先生の事か!
…何で今すぐに
思い出せなかったの…
「…あ!そんな事全然
いいよぉ!何か忘れてた
しねぇー」
「え!あんだけ怒って
なのに…か?」
怒ってた…
私怒ってたけ…?
「…わ、私が本気で
怒るわけないじゃん!」
「梨世…お前どうかした?
今日のお前おかしいぞ…?」