あなたとわたし




次の日


賢太は学校に来なかった。

私はずっと自分のせいで
賢太が学校に来ないと
思いこんでいた。


「志織…私のせいだよ…」


「梨世のせいじゃないって」

そこに雅也もやって来た。

「梨世、もしかして
賢太の事?」


私はコクッと頷いた。

「お前は悪くないって!
賢太何か隠してるよな。
絶対!!
だってよー、前まで
あんな元気だったしさ」


2人が私を励まして
くれた。なのに…


「絶対私のせいだから!!」



そう言って教室を
飛び出した。


私は屋上へと走って
行った。
屋上の扉を思いっきり
開けた。



…すると

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