涙~貴方を愛して~
部室で2人で話していると帰る時間が近付いて来た。


そんな時…

ダイキが言った。


『隣、座っても良い?』


私は一瞬ドキッとした。


『うん。良いよ。』


私はそう答えて、私の隣の席の椅子に乗っていた物を退けた。


『ありがとう。』


そう言って、それまで向かい合って座っていたダイキは私の隣の席に座った。


隣の席は思ったよりも近くて、直ぐ近くにダイキの顔があった。

好きな人とこんなに近くにいる…なんてこと今までなかった。

ドキドキは止まらず、ダイキに心臓の音が聞こえてしまいそうなくらいだった。
< 15 / 69 >

この作品をシェア

pagetop