涙~貴方を愛して~
私はK大に行ったあの日から凄く悩んでいた。


ダイキを手離したくなかった。


でも、コウちゃんのことも気になっていた。


勝手な話だが、私は心の中で葛藤していた。



そんな私は、ある時ダイキとのことをコウちゃんに相談した。



『先輩、相談したいことがあるんですけど…。』

『オレで相談乗れることなら良いよ。』

『ありがとうございます。実は、ダイキのことなんですけど…。』

『何かあったと?』



私は全てを話した。


ダイキのことを怖いと思うようになったこと…

他に気になる人がいること…


そんな私に、コウちゃんはアドバイスをくれた。



『それでどうしたいと思いよると?』

『正直わかりません。』

『オレらがいろいろ言っても決めるのは自分やっけん。アイツの為にも、その人の為にもなるべく早めに答え出さなね。』

『はい。ちゃんと考えて早めに結論出します。答え出たらまたメールします。』

『うん。まぁ、可愛いけんどっちに転んでも大丈夫と思うよ。』



好きな人から“可愛い”と言われたのはこれで二度目だった。


一度目はダイキ…

二度目はコウちゃん…


凄く凄く嬉しかった。
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