涙~貴方を愛して~
ダイキ…

こんな別れ方しか出来なくてごめんね。


でもね…

私は、何で貴方があっさり別れを受け入れたのかがわからなかったんだ…。



何で引き止めてくれないの?

少しくらい引き止めてくれても良いじゃん。

私に対する気持ちは、その程度のものだったの?


私は自分から別れを告げたくせに、そんなことを思ってしまったんだ。


本当に最低な女…。

都合が良すぎる。



ダイキのことは嫌いになったわけじゃない。

だけど、男の人と付き合うのが初めてで、どうしたら良いのかわからなかったんだ。


だから私は…

優しい手を差し伸べてくれるコウちゃんの方に逃げたんだ…。
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