涙~貴方を愛して~
その翌日もまた、同じように電車の中でキスをした。


慣れていない私はやっぱり照れてしまう…。

そしてやっぱり私をからかうコウちゃん…。


でも、コウちゃんのキスは何だか凄く幸せになれる。

そんな魔法のようなキス…。



その日から数日経つと、今度は少し長めのキスをした。

部活が終わって部室で2人っきりになった時、コウちゃんが不意に私にキスをした。


それから、何度も何度もキスをして抱きしめ合った。

唇が離れた瞬間、コウちゃんと目が合った。

恥ずかしくなった私は赤面した。

そしてこう言った。


『はぁ~。何回しても慣れないよぉ~。』


コウちゃんは笑いながら、『そのうち慣れる。』と言って抱きしめてくれた。

そして私は、コウちゃんの胸に顔を埋めていた。


恥ずかしくて赤面するけど、凄く幸せを感じる瞬間…。


私達は目が合えば自然に唇を重ねるようになった。


そうして、次第に私達の仲は親密度を増した。
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