シークレット☆ガール
クラブの中は少し蒸し暑くて薄暗い雰囲気の中誰もが自分を忘れてはしゃぎ、そして踊りに夢中になっていた。




カウンター越しに店員に話しかけるひろみと瑠菜。




『じゃあいつものよろしく!』




そう言うと顔馴染みのバーテンダーはただでお酒を出してくれるのだ。



ひろみのお決まりはカシスソーダ。



バーテン含めて三人でお酒を飲みながら暫し会話をして盛り上がるのだ。




『かんぱーい。いぇ〜い☆』



可愛らしくピースをし合う二人。




目で合図をしてクラブのホールにスキップしながらルンルンで向かうのだ。

ホールの中は熱気でムンムンするけどそんなのお構いなしで二人はいつも元気だった。




『楽しいなぁ〜』



そういうと瑠菜はいつも



『ひーちゃんと来るクラブが瑠菜一番たのしいんだぁぁ。えへっ』



『ひーもだよん☆』




なんていいながら最高にかっこいい曲と音に包まれ、ほろ酔い気分でリズムに合わせ踊ったりした。




それが最高の遊びと思う21才の私だった。
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