ヴァンパイア



死に追い込んだ?


「殺したと一緒じゃない!!!!!!」


私は薫の胸を叩く。


「馬鹿……最低!!」


いくら叩いても薫は拒否らない。
私は手を止めた。



「どうして………死に追い込んだの」
「僕と優美の邪魔をしたんだ。」



邪魔………?


「君は、幸せでいて……?」


幸せでいて?


「私は人を殺してまで幸せを得たいなんて思わない」


そんなこと、あってはいけない。




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