ヴァンパイア
†12章†






ん………………



喉が………



「優美、起きて」
「………薫」



薫は私に首を見した。



「どうぞ、…………」



私は薫にかぶりついた。
吸血鬼は血に飢えている。

飢えは満たされない。


永遠に…………



「優美、今日は夜会だよ…………僕達が兄弟と言うね………」



夜会………
お披露目パーティーね



「………優美、両親の事を聞いてきた奴は………




殺せ」



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