ヴァンパイア




薫の血に………



どうして?
こんなに沢山もらっているのに………



飢えているの?



私は……おかしいの?



薫は私の頭を優しく撫でた。



「薫……」
「どうして、泣くの?」
「……私はおかしい」



薫は首を傾げた



「貴方の血に飢えているの」



薫は驚きもせず、優しく私にキスをした。



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