ヴァンパイア




「雪……」
「どうしたの?」



私は唾を飲み込む




「……もう、この関係終わりにしましょう……私は、薫お兄様を……愛してるの」




雪は持っていた皿を落とした。




パリーン




あまりにも静かだった




「優美……本当に?」
「ごめんなさい……」




雪は皿を落としたせいで指を斬ってしまい血を舐める



「ごめんなさい……」




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