ヴァンパイア



「……でも、人間とは凄い……ここまで、変わるとは今日は大人っぽくゴールドでいきましょう」


いつもより長い時間をかけて化粧が終わった………

「優美様、凄いですよ」


雪はニッコリと笑いながら、鏡を私に差し出した。


「凄い……」


いつもよりハリがある……髪をアップしているから?……凄く色っぽい。化粧もいつもの可愛がなく、大人の感じがする……

そして頭に乗ったゴールドのティアラが凄く目立っている。



「おきになさいました?」
「えぇ」

私はニッコリ笑った


コンコン
ガチャ―――


「優美……今日は色っぽいね」
「ありがとう……」


薫は微笑み私の手を引っ張った。



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