ヴァンパイア




「優美、今から夜会が始まる………何の夜会かは言ってないよね?」
「うん……」
「………レベルの吸血鬼を決めた夜会だよ」


レベル………?


「まぁ、身分だよ。A級、B、C、D、Eがある」

アルファベット順?


「薫は何級?」
「僕はA級だよ………A級は吸血鬼の中では5人しかいないんだ」
「ご、5人?!」
「そうだよ……」


薫は凄い強いのね………
私なんかが隣にいて……良いの??


「優美、今日は紹介したい人がいるんだ」
「誰……?」
「僕の古くからの親友さ」


親友………吸血鬼にもあるんだ……


「優美、準備は良い?」
「えぇ」

私は薫と腕を組む
雪は大きなドアを開ける。

ガチャ――



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