ヴァンパイア
開けた途端大きな歓声に拍手。
………そして、皆綺麗なヴァンパイア
「薫」
「……港!久しぶり」
港……?
「――――優美?」
「え?」
港と言う人は何故私の名前を知っているの??
「優美……?!優美だよね!!?俺の事!」
「港」
港の声を薫が低い声で遮る。
「港、優美は記憶が無い」
「は?」
「ムリヤリ記憶を思い出させるのは止めろ。」
「……俺の事も忘れてんのか」
「………えっ……?私港サンと会ったときあったんですか?」
私と港サン………?
でも、おかしい……港サンはヴァンパイアでしょ?私は人間―――
会うこと何てない………
だけど、港サンは私を知っている…………