ヴァンパイア
「優美、行こう」
「はい」
薫は余りにも気にしないのね…………
「……優美?」
「ん?!」
「イヤ……何でもない。」
薫は私の手を握った。
ドキン ドキン
パッ!!!
目の前が真っ暗になる。
だけど、皆は驚かない……
皆の目が金色に光った………もちろん、薫も
「皆さん……聞いてください」
ざわざわ――
「薫……?」
ギュ………
手を力強く握りしめる
「僕は………優美と結婚します」
はっ?!!
ざわざわ
「優美は皆さんご存知ですよね?………優美には今記憶がありません。なので、優美の過去は皆さん内密に………………」
ざわざわ――――
皆も私の過去を知っている??