ヴァンパイア
「優美………」
私の手をギュっと握ってくれた。
“わかったよ”
みたいに………
「港サン………もう、貴方は私に何もしないと誓ってください。」
「僕からもお願いするよ」
港サンはビックリしている。
「ははっ……薫は変わったな……感情が柔らかくなった…………ありがとな優美。」
「呼び捨てやめろ」
「ごめん!はは………」
薫……冗談か分からないよ………
「優美ちゃん、薫……」
港サンは真剣な顔になった。