ヴァンパイア
港サンは片方の膝を床についた
「………今日から優美様の僕として働かせて頂きます。」
僕?
………ちょ!!
意味わかんない!
しかも………優美様?!
「港サンやめて……!」
「港と呼んでください。」
「よ、呼ぶんでそんな……様とかやめてください!港サンらしくないです!!」
あ……サンつけちゃった……
「………港と呼んでくれるのなら、優美………と」
私は少し下を向いた
「み、港……」
「はい、………優美」
いつもの港だ。