離さないでよ。



照れ笑いをして
下を向いているかんなの顔を


アキはゆっくりと
手で持ち上げた



再び目を会わせると
アキも照れ笑いをした



そしてまた顔を近づけ
目をつぶり

二人は唇を重ねた




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