離さないでよ。


「…かんな」













「かんな?」

スー…


かんなはアキに寄りかかったまま寝てしまったようだった

「ひくぞ、風邪」


アキはゆっくり立ち上がってかんなをひょいと持ち上げた

かんなは幸せそうに寝ている




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