離さないでよ。


アキの目線はかんなを見つめていた



まだ乾いてない髪の毛は
しっとりして真っ直ぐなストレート

ケバいと言われていた化粧は全部落とされていて
素っぴんだった

顔は熱湯で頬が
赤くほてっていた





アキの視線にかんなは気づいて顔を上げた

「ん?えっなに?」


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