離さないでよ。



アキはパッとかんなから目を反らした

「俺も風呂にしよっ。はる行くぞ」

「うんっ」


「かんな、これ焦げないように混ぜてて」


「あっ、わ、わかった」




もうアキはかんなの方を一度も見ずに歩いていった

かんなに顔が赤らんでいるのを見られたくなかったから



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