離さないでよ。


気がつけば

楽しい時間はあっという間に過ぎ去って

空がオレンジ色に染まっていた



「かんな、また泊まっていけよ」


アキが笑顔で問いかけた

「えっいいの?泊まる!」

かんなはうきうきして返事をした


「はるとなつも喜ぶし。」


かんなとアキ達は昨日から一緒に過ごして

家族のように仲良くなった


ちょうど、離れたくないと思っていた時だったんだ


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