紫輝‐シキ‐




「よう!多樹様が来たぜぇ!!」



ドアからは、多樹と耀汰、もう一人が入ってきた。




「ん?どうしたんだ?空気が悪いな…」




多樹がそんなことを言った。



あたしは――



「トイレ行ってくるね!!」



そう言って、顔を見られないようにしながら部屋を出た。





< 112 / 246 >

この作品をシェア

pagetop