紫輝‐シキ‐




そう。暴走族だから怖い人ばっかりじゃないことなんて、よく知ってる。


あたしは知ってる。


それに、皆は凄く優しい。


一緒にいるだけで伝わってくるよ。




「愛南。目ぇ腫れてる。タオル持ってくるな。」


惟はそう言って倉庫の中に歩いて行った。






< 123 / 246 >

この作品をシェア

pagetop