紫輝‐シキ‐




「愛南。タオル持ってきたっ!」



惟が来てくれた。



「惟……」

「ん?どうした?」



「―――ありがとう。」





あたしはいろんな意味を込めて感謝の言葉を口にした。




「ああ。あたりまえだろ!」




惟は初めてあたしに笑顔を見せてくれた。




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