紫輝‐シキ‐




カッコイイ…………


ううん。この世の物とは思えない。



暗い車の中で、そこだけ輝いているように見えた。






「愛南っ!奥に座ってよね!」




ママがそう言って車の中に入って来た。





奥に………って!!


悠希と近い!!




あたしはここ二日見ていた悠希より何倍もカッコイイ悠希に必要以上に緊張していた。






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